

入社し、雑誌の編集部に配属されました。
希望は本の編集と出したのですが、配属は週刊誌の記者ということになったわけです。
ここで幾つか先輩から仕事の基本に関して教えてもらいました。
そのうち今でも大事にしている事が一つあります。
「仕事は結果だ」ということです。
当時の先輩の言い方では、「毎日、会社へ来て昼寝していてもいいよ。
コーヒーを飲みにいくのも自由。人の迷惑にならなければ、何をしてもいいですよ。
ただし、締め切りにチャンとした原稿を出してね。」ということでした。
少々、乱暴な言い方かもしれません。勿論、記者職ですから一人で取材に行き、
一人で原稿を書く。会社のデスクの前にいればOKという仕事でもありません。
しかし、「昼寝をしててもいいよ」とは極端な言い方でもあります。
大事なのは、「途中に何をしてもいいが、締め切りにはキッチリと原稿を出せ」
ということです。
この「途中よりも結果がすべて」というのが大事にしている事です。
となると、よく聞かれる「頑張ります」の言葉がとても気になります。
つまり、「頑張ります」は「途中」を約束する言葉だからです。
会社、上司からすれば仕事で頑張るのは当たり前で、別に今さら当たり前の事を
口に出して約束されても白けるだけです。
「そうか、頑張ってくれ」という上司がいたとすればとんでもない上司かもしれません。
厳しく言えば上司失格です。
何年かして副編集長になり、5~6人の記者を部下としてもった時ますますこの
「頑張ります」という言葉を聞くとがっかりするようになりました。
本音を言えば、部下の貴方が頑張るのか、頑張らないのかはどうでもよいということです。
欲しいのは結果をきちんと持ってくることだけです。
頑張らなくても結果を出してくれるなら何の問題もありません。
つまり、「頑張ります」ということは途中経過を約束するということです。
学校ではありません。学校では確かに確かに努力したのか、しなかったのか
頑張ったのか、頑張らなかったのかは大事なことです。
教育ですから途中経過も評価し、育てていきます。
しかし、仕事は結果です。
入社して1年目の新入社員でしたら確かに途中経過も評価しますが、
年を経るごとに結果のみの評価へ移行します。
経営者になれば120%結果だけです。
株主の前で「頑張ったけど赤字でした」と言っても言い訳にもなりません。
最悪なのは、「途中は頑張ったのですが、結果は出ませんでした」ということです。
経営者だけでなく、全員がこんな言い訳はしないのが強い会社です。
となると、結論はシンプルです。
仕事では絶対に「頑張ります」などという途中経過を約束するような言葉は
言わないということです、。
「頑張ります」というのは、恥ずかしいことかも知れません。
実際には、仕事で結果を出すためには昼寝をするどころか、人の2倍、3倍も
やらねばなりません。
コーヒーを飲んでボヤーとしていて結果は出ません。
「昼寝していてもいいよ。」と言われても締め切りにきちんとした原稿を
出し、結果を出すためには、他社の記者の倍以上取材しなければなりません。
「頑張ります」などと言っている場合でないのが現実です。
皆さんにおすすめします。
今日からは仕事では絶対に、「頑張ります」などという途中を約束することは言わない。
はじめてみませんか。
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1947年 4月 東京都生まれ |

