施工管理の男女比は?

建設業で働く女性の割合は約15%ですが、その中でも施工管理職として働く女性は5%前後と言われており、非常に少ないのが現状です。

しかし、現在では仕事と育児・介護などの「働きがい」と「働きやすさ」の両立ができる環境整備を行ったり、建設産業全体の魅力を発信していくことで建設業で働く女性の数は年々増加しています。

施工管理職は女性にとってきついの?

施工管理の仕事は、女性にとって過酷なものであると思われがちですが、実際はそうではありません。

施工管理の主な業務は、工程管理、品質管理、安全管理、原価管理の4大管理です。これらの中に力仕事はあるでしょうか?実はないのです。
従って、力に自信のない女性の方でも安心して働くことができます

また会社によって、女性は重宝されることも少なくありません。例えば、お客様が女性であった時により気持ちを理解し、信頼関係をより強固に築くことができたりします。

一方で、施工管理者として働く女性の数は増加傾向にあるとは言え、まだまだ圧倒的に男性の方が多いのが現状です。現場によりますが、性別による不公平さを感じることがあるかもしれません。そんな中で働くことは度胸のいることであると言えます。

女性に人気な施工管理技士の資格は?

施工管理技士の資格には、土木工事、電気工事、建築、管工事、電気通信、造園、建築機械の7種類があります。

その中で女性に人気があるのが、造園施工管理技士の資格です。造園施工管理技士は公園、庭園などの造園工事だけでなく、道路の緑化工事なども行います。
また最近では、土木工事施工管理技士も人気があり、ドボジョ(土木女子)として自分の仕事にプライドを持っている方も多くいます。
一方で、電気工事施工管理技士は女性にあまり人気は無いですが、それでも徐々に増えているため今後も増えていくでしょう。

参考記事:【令和元年統計】セコカン女子が増加中!しかし電気分野は少なめ…

施工管理の仕事に携わる女性の数は増えている!

近年では、先ほど紹介した「ドボジョ(土木女子)」とい言葉が流行するように、建設業界で働く女性は注目されてきています。

たしかに一昔前は、建築系の仕事には男性が就くものと思われていたかもしれません。しかし、現在では仕事と育児・介護の両立ができる環境の整備が進み、より女性が働きやすい環境に変化してきています。

施工管理は性別に関わらず就くことができる!

年々増えている女性の施工管理者ですが、それに伴って女性で未経験の方を積極的に採用している会社も増えてきています。

施工管理の仕事では、現場にいる作業員の方とは違い力仕事はほとんどありません。むしろ女性の繊細さは、スケジュールを組んだり、現場の安全や品質を管理したりする施工管理の仕事に向いていると言えます。

これからの時代、施工管理の仕事はICT化(※)が進み女性にとってどんどん働きやすい環境に整備されていきます。また常に人材不足が謳われる建設業界であるため、将来的にも働き手の二ーズがあります。興味のある方はぜひチャレンジしてみましょう。

ICT化とは
コミュニケーションや情報の共有を指す言葉であり、建設業界においてはスマホやタブレットを用いた図面の確認や映像システムを用いた仕事の指示出しなどが進められています。
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